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町方の奥様的「きものを賢く愉しむ極意」


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町方の奥様方は、着物を着る機会が多くあり、普段から美意識を大切にしたお洒落着をよく着られます。数もたくさん持っておく必要があるので、リーズナブルでも上等に見せ、センス良く着る事に心砕かれます。「都の目恥ずかし・・・」といわれますが、京都では見る人の目も肥えていますのでなおさらです。京の町方の奥様方は、豪華さではなく、取り合わせのセンスや知的コーディネートで、お洒落を愉しまれます。

当呉服屋も、そんな奥様方からは、刺繍や仕立てで工数がかかり価格が高くなる留袖や訪問着ではなく、価格はほどほどにキラリとセンスの光る付け下げ訪問着をよくご用命いただきます。そのため、押さえるところは押さえて、お客様の大切にする部分を際立たせるためのあらゆる技法を長年磨いてまいりました。当呉服屋をご愛顧いただくお客様には、すこしの柄や刺繍で秀麗に見える付け下げ訪問着や紬などを賢くお洒落に着まわす方が数多くおられます。デザイン、染め、制作、仕立てまで一貫してあつらえることができますため、お客様の愛着を持てるきものが、他店よりリーズナブルに高品質の品ができることもご愛顧いただけている理由です。